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一般整備について

一般整備について

エンジンオイルの役割

高速で回転するエンジンには多くの金属摩擦が生じ、常に高温高熱にさらされています。
エンジンオイルは摩擦を防ぐだけでなく、次のような役割を担っており、劣化したままにしておくとエンジントラブルの原因となります。

①潤滑作用
シリンダー・ピストンリングなど、金属どうしの接触部分の磨耗や焼きつきを防ぎます。
②冷却作用
燃焼作用で高温・高圧なシリンダー内部を冷却します。
③防錆・防蝕作用
燃焼で発生する水分や有毒ガスによるサビ・腐食から守ります。
④密封作用
シリンダー・ピストンリングの隙間を密封し、圧力が逃げて出力低下するのを防ぎます。
⑤清浄分散作用
エンジン内部の汚れをオイルに溶け込ませ、エンジン内部をきれいに保ちます。

交換時期 ・・・
5000キロ毎または6ヶ月毎の交換をお奨めします

ブレーキパッド・フルードの役割

■ブレーキフルード■
ブレーキフルードには、ブレーキペダルを踏んだ力を四輪のブレーキシステムへ油圧として伝え、ブレーキを働かせる役割があります。
ブレーキフルードは主にアルコールでできており、防錆剤などの添加物が入っています。

吸湿性(水を吸い込む力)が高く、長期間交換しないとブレーキフルード中の水分が多くなります。
この状態で走行すれば、ブレーキを多用する坂道などで水が沸騰し、ブレーキのパイプライン中に気泡ができます。するとペダルを踏んだ力は気泡が邪魔して直接伝わらず、ブレーキが効かなくなります。

ブレーキパッド・フルードの役割

これをベーパーロックといいます。ブレーキフルードは、ブレーキ系統の作動を伝達する役割があるので、安全性の高さが要求されます。

【ブレーキフルードに要求される性能】

  • (1)ベーパーロックを起こさないこと。
  • (2)温度による粘度変化が少ないこと。
  • (3)ゴム製のパーツを侵さないこと。
  • (4)金属を腐食しないこと。
  • (5)熱の影響を受けても化学的に安定していること。
  • (6)吸湿した水分による悪影響が少ないこと。

■ブレーキパッド■
クルマの走行を止める、減速するといった制動を行なうブレーキシステム。
ブレーキペダルを踏むとブレーキフルードに油圧がかかり、ブレーキキャリパー内のピストンを介してブレーキパッドを押し出します。
タイヤの回転と共に回転するディスクローターへブレーキパッドが押しつけられると、摩擦の力でクルマ(タイヤ)を止めます。
金属製のブレーキローターに対しブレーキパッドとは摩擦材になります。
そのため、ブレーキローターよりも消耗度合いは多く、走行においてもっとも重要とされる部分ですので点検整備はまめに行なってください。

※ディスク式ブレーキのみに使用されます。
 ドラムブレーキの場合はブレーキシューと呼ばれる部品に相当します。

ATF(オートマチックフルード)の役割

普通のオイルが主に潤滑作用を行なっているのに対し、ATFは自動変速機(オートマチック)システムそのものを動かす「作動油」としての役割も同時に担っています。
作用としては、トランスミッション内部の油圧を制御する作用、潤滑作用、冷却作用などがあります。
エンジンの回転や力をオートマチックトランスミッションに伝えたり、歯車や軸受け部の潤滑、内部のクラッチなどの作動油として働きかけたりします。

【ATFに必要な条件】

  • (1)温度、すべり速度の影響が少なく、摩擦係数が高いこと。
  • (2)温度に対して粘度指数の変化が少ないこと。
  • (3)酸化しにくく安定した性質であること。
  • (4)潤滑性能、消泡性能がよいこと。

交換時期 ・・・ 2年毎の交換をお奨めします。

ラジエーター,冷却水(LLC)の役割

エンジンは高圧高温で駆動するため、常に過熱された状態になります。 エンジンは使用材料の強度上の問題や、しゅう動部分の潤滑油をある一定の温度以下に保つ必要があるため、エンジンを冷却しなければなりません。
冷却水は水冷冷却装置に用いられ、エンジンの冷却装置を構成している金属やゴム類などの腐食や老化、錆を防止し、不凍効果も兼ね備えています。
その他に、ATF(オートマチックフルード)の冷却・ターボ過給機の冷却も行ない、適正な温度域保つよう働きます。

交換時期 ・・・2万キロ毎または6ヶ月毎の交換をお奨めします

点火プラグの役割

エンジンが駆動するためには、よい圧縮・よい混合気・よい火花という3条件が揃っていなくてはなりません。
スパークプラグはこの「よい火花」を得る重要な役割を持ち、プラグの焼け具合によってエンジンの状態を判断することもできます。
電極部分で火花を散らし、圧縮された混合気に着火。その回数は、アイドリング時でも1分間に数百回におよびます。
また、燃焼によって生じる高圧力にも耐え、気密を保持し、燃焼時に受けた高熱を外へ逃がす構造になっています。

交換時期 ・・・ 2万キロ毎の交換をお奨めします。